FIREしました
2023年の10月に、大学院を卒業してから新卒入社した会社を退職しました。
転職することなく、勤務した期間は19年間で、退職した時ぼくは43歳でした。
長かったね!おつかれさま!
会社を辞めた理由は、入社してからコツコツ貯金して、インデックス投資のみで資産運用を続けた結果、7000万円の金融資産ができ、「経済的自立を達成した」と思えたからでした。
つまり、FIREですね。
ふぁ、ふぁ、ふぁ、ふぁいあー?
FIREとは
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自立を実現し、早期に退職することを目指すライフスタイル・ムーブメントのことです。
人間は誰しも自由に生きる権利があり、また多くの人が自由に生きたいと望んでいます。
でも、その実現がなかなか難しい。なぜなら、自由に生きるためには「経済的自立」が必要になるためです。
逆に言うと、「経済的自立」を達成すれば、自由な時間を過ごし、趣味に没頭したり、好きな仕事をしたり、好きな人たちと過ごす時間を増やしたり、生きがいを感じながら、理想とするライフスタイルで毎日を送ることができます。
「サイコロジー・オブ・マネー」という本を書いたモーガン・ハウセルの言葉で、ぼくの好きな言葉があります。
最高の豊かさとは、毎朝、目を覚ましたときに、「今日も思い通りに、好きなように過ごそう」と思えることだ。人は、「幸せになりたい」から経済的に豊かになろうとする。幸せとは、喜びの源だからだ。だが、何をもって幸せとするかは人それぞれで、定義するのは難しい。
「サイコロジー・オブ・マネー」 モーガン・ハウセル
とはいえ、誰にとっても共通の要素はある。それは、「思い通りの人生を送れること」だ。好きなときに、好きな人と、好きなだけ、好きなことができる。それは、何物にも代えがたい価値がある。そしてこれこそが、お金から得られる最高の配当なのだ。
お金で得られる自由と幸福について、端的に説明されている良い表現だと思います。
社畜になって毎日いやいや通勤し好きでもない人たちと好きでもない仕事をしているのが大好きって人はいません。
クソみたいな奴隷生活に生きがいを感じるなんて人はいません。
不自由だから、だね。
不自由が幸せの源になることは無いってことだね。
そうです。
すべての人や野良犬は幸福になりたいと強く願って精いっぱい努力して生きていますが、幸福というのは「好きなことを夢中でやっていて今がめっちゃ楽しい」という状態のことだからです。
なので、「幸福になるためにさっさと経済的自立を達成して自由に生きることをを目指しましょう」という考え方がFIREです。
経済的自立とは
では「経済的自立」とは何でしょうか?
そんなの簡単だよ!お金持ちになることだよ!
本当にそうでしょうか?
投資持株会社バークシャー・ハサウェイの副会長、チャーリー・マンガーの言葉に次のようなものがあります。
私は金持ちになるつもりはなかった。単に、経済的に自立したかっただけだ。
チャーリー・マンガー
チャーリー・マンガーはお金持ちになることと経済的自立を明らかに別のものとして扱っています。
年収が一千万円を超えていたとしても贅沢な生活をして貯金が0円なら、それはお金持ちではありません。
また、金融資産が1億円を超えていわゆる「富裕層」になったとしても、それ以上に贅沢したいと考えたり、脅迫的な上司の下で好きでもない仕事を続けていたり、自力で稼ぐ力が無く親の遺産や庇護の下でしか生きられなかったり、見栄や体裁を保つために生きていれば、それは経済的自立ではありません。
経済的自立を達成するのに高収入を得る必要はないし、1億円を貯める必要もありません。
身の丈に合った生活をし、質素倹約な生活で十分な幸せを感じれるのであれば、それをするのに十分な貯蓄があれば、経済的自立は可能です。
ぼくが目指してきた経済的自立というのは、見栄や体裁を保つための贅沢品を買うことなくユニクロなどのリーズナブルな製品で十分だと感じることができ、高級なレストランで食事をするのではなく近所のビストロや居酒屋での食事を楽しむ、といった質素倹約で慎ましい生活スタイルをベースとしながらもそれを快適だと思える状態です。
何にお金を使うのが幸せか、どういう状態が自分にとっての快適なのか、といったことは、その人の価値観や幸福感に依存するので、何が正しくて何が間違っている、といったことはありません。
でも、普通のサラリーマンがエルメスやポルシェの車とかを買っているのは贅沢の罠にとらわれていると感じるし、経済的自立とは正反対な行動だと思います。
結局、経済的自立というのは、個人の状況や価値観などによって異なるので、定義するのは難しいけれども、「経済的自立だってお前が言っていて、お前がこれだけ金融資産を持っていれば経済的な気がかりが無くなったって思った時が、お前の経済的自立」っていうことだと思います。
自分の価値観に照らし合わせて自分で定義する必要があるってことだね!
このブログについて
このブログでは、FIREを達成したぼくが、
- FIREを達成するまでの経験
- FIRE後の生活と日々感じること
- 資産運用についての個人的な見解
- 読んだ本の感想
- 思索したこと
- 調査し学んだこと
などを共有などをしていこうと思います。
とくに、「FIREしたゲイ」という名前どおり、FIREを目指して毎日がんばって働いているサラリーマンのゲイに向けて、ぼくの知っている情報や考え、経験を共有し、少しでも励みになってもらえれば良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくね!
ちなみに、吹き出しで出てくる少年や投稿時に設定されるアイキャッチの画像は、ぼくがStable Diffusionで生成した画像を使っています。
コメント
ブログの内容大変興味深かったです。
なかなかゲイコミュニティの中で金融資産を持って運用益で退職後の生計を描かれている方が見つからなかったところ、私が検討しているFIRE計画に近いモデルのようにお見受けして参考になりました。
退職後どのような生活をされているのかも共有いただけると大変有り難いです。
コメント、ありがとうございます。
ゲイコミュニティでFIREしている人、ほんと少ないですよね。
ぼくも手探り状態で、毎日を過ごしてます。
ブログ書くのをさぼっていたので、少しずつ普段の生活についても書くようにしますね!
ちなみに、今は奄美大島に旅行来てます!