資産運用4つの原則:詐欺から身を守り、真の資産形成を目指す

FIRE

はじめに

ぼくの好きな作家の橘玲さんの著書に「臆病者のための億万長者入門」っていう本があります。

日本に生まれてふつうに生活し、正しい資産運用を行い、正しい経済行動をとれば、億万長者には誰でもなれる、ということを説いた本です。

その中に「資産運用の4つの原則」というのがあったので、今日はそれについて書きます。

資産運用4つの原則

原則1 確実に儲かる話はあなたのところには絶対に来ない

この世の中に「確実に儲かる話」なんてものは存在しません。

「高利回り商品」とか「ネットビジネス」とか「仮想通貨の爆上がり情報」とか。そういうのはぜんぶ詐欺です。

ツッコミ少年
ツッコミ少年

儲かる話がないなら、お金貯めてFIREできないじゃん!このブログに意味が無いじゃん!

優しい少年
優しい少年

そうじゃないよ。確実じゃなくても、賢明な投資っていうのはあるんじゃないかな。

儲かる話というのはないけど、賢明で正しい投資方法は存在します。

それは地道で退屈かもしれない。でも、長期的に見れば確実に資産を増やせます。

原則2 誰も他人のお金のことを真剣に考えたりしない

次に知るべきは、誰も他人のお金のことを真剣に考えたりしない、ということです。

金融アドバイザーや専門家と呼ばれる人たちも、結局のところ他人のお金より自分の懐を気にしてる。

彼らは確かにプロフェッショナルかもしれません。でも、彼らの給料は、他人の資産を増やすことではなく、手数料が高い商品を売りつけることから来ています。

なので、とつぜん銀行や投資ファンドみたいなところから電話があって、「こういう投資をしませんか?」とか「こういう運用がオススメですよ」と言われたら、絶対に乗ってはいけない。

そういうのは手数料が通常よりも割高で、勝った人間のうまみは少なく、売った人間のほうにうまみがあるような商品か、あるいは詐欺です。

原則3 誰も本当のことを教えてはくれない

金融の世界では、情報の非対称性が存在しており、売る側と買う側で持っている情報量が全く違うというケースが多いです。

そして、多くの場合、その差を利用していっぽうが儲けて、もう一方は損をする。

例えば、投資信託を売る銀行員は、手数料の高い商品を勧めがちです。そのほうが銀行は儲かるし、それを何も知らない年寄りに売りつけろっていうのが銀行の営業戦略になっているから。

でも、そんなこと、正直に教えてくれないし、合法な範囲ではあるし、もしかすると少しは儲かる可能性もなくはないし、何よりまともに聞いて騙されるほうが悪い、ということになってる。

不動産の世界も同じです。良い物件や儲かる投資マンションの情報は、不動産屋やその身内にしかいきません。不動産の素人のところに良い物件情報がやってくることはありえません。

ぼくが不動産を買わない、不動産投資をしない、というポリシーを持っているのはそのためです。

ツッコミ少年
ツッコミ少年

じゃあ、どうやって真実を見極めればいいの?

真実を見極めるには、金融リテラシーを高めて、様々な情報源から情報を集め、批判的に考える力を養うしかありません。

原則4 自分の資産は自分で守るしかない

結局のところ、自分の資産を守れるのは自分しかいません。

マーケティングの技術と詐欺の技術はますます巧妙になっていて、詐欺師だけでなく大企業までが、法律の範囲内で人の金を狙っています。

詐欺にだまされないのはもちろん、高度なマーケティングの罠にはまらないためには、怪しいやつや奇妙なことを言うやつ、テレビ、SNS、新聞・ニュースからは距離を置く、くらいが現代ではちょうどいい身の守り方だと思います。

いじわるな少年
いじわるな少年

誰も信じられないってwお前、孤独で寂しいやつだなw

優しい少年
優しい少年

いや、自分を守れるってことは、自分でコントロールできるってことでもあるよね。意志を持って環境をコントロールするってことが大事なんだと思うよ

この原則を知らない人たち

お金にまつわるあれこれに「常識」は無い

ここまでの話を聞いて「なんでこんな当たり前のことをみんなは知らないのだろう」と思う人もいると思います。

日本の学校では、お金の管理や投資についてほとんど教えてくれないし、日本ではお金の話ははしたないとされており、大っぴらに話し合うことはありません。

資産運用を始める前の常識というか、そういう基本的な知識を持っていない人、というのは意外に多いです。

また、自分というのは世界で唯一の主観であり人生というドラマの主人公なので、主人公の身にはドラマティックで、なんだか素敵な一発チャンスがやってくる、と考えてしまうということもあると思います。

似たような話で、家や車といった高い物を買ったら「素敵なライフスタイルを送るなんだか素敵な人」になれるような気がして買い物してしまうということもあるのでしょう。

完全にとちくるってますけど、なんとなくはわかります。

そこで、詐欺にあわないようにしたり、間違った経済行動をとったりしないための経済行動を取る前のチェックリストを用意しました。

経済行動を取る前のチェックリスト

経済行動を取る前のチェックリスト
  • 「すぐに」「今だけ」「絶対に」といった言葉があれば買わない
  • 常に高い利回りを約束する投資話には乗らない
  • 知らない人からの突然の連絡には耳を傾けない
  • 個人情報や銀行口座の情報を安易に教えない
  • もそも高いものを買わない
いじわるな少年
いじわるな少年

そもそも高いものを買わないっていうのはお前らしいなw

まとめ

要は「誰も信用せずに頭を使って慎重に考えろ。それができないなら高い買い物はするな」ということになります。

すごく当たり前のことなのに、それでも騙される人が多いのは、実際世の中には賢く資産運用をして儲けている頭の良いやつらがたくさん居て、そういう頭の良いやつらは「投資」とか「資産運用」とかそんなことをしているらしい、ということを皆が知っているからでしょう。

「頭の良いやつらは金儲けしているのに、私が金儲けできないのはずるい」というのがカモになる馬鹿の論理です。

でも、ちょっと知ってるレベルの知識(情報)と体系だった知識(金融リテラシー)は、まったく別物なので、お金の話や高いものを買うときは慎重になれ、というのが教訓です。

確かに、慎重になりすぎてチャンスを逃す可能性はありますが、正しい金融リテラシーがあれば見極められます。

賢い少年
賢い少年

知は力なりってことだね

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